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保育士試験「児童家庭福祉」勉強法・試験出題傾向のポイント

こんにちは。ゆいおです。

平成29年前期の保育士筆記試験に1カ月の独学勉強で一発合格したので、各科目の勉強法・試験出題傾向のポイントについてブログにまとめています。

 

保育士試験(筆記)を独学で一発合格する勉強法の概要についてはこちらをどうぞ。

www.aoi--sora.com

 

今回は、受験科目の一つ、「児童家庭福祉」の勉強法・ポイントについて書いて行きたいと思います。

 

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 試験の出題傾向は?

それでは平成29年前期の試験内容の出題傾向から見ていきましょう。

 

・児童の権利について 1問

・戦後の児童福祉について 1問

・少子高齢化について 1問

・保育所保育指針について 1問

・保育士の保護者支援について 1問

・児童家庭福祉法について 1問

・児童福祉機関について 1問

・児童家庭福祉の地方公共団体の役割について 1問

・市区町村の児童家庭福祉について 1問

・子ども・子育て支援法について 2問

・養育支援訪問事業について 1問

・保育サービスについて 1問

・里親制度について 1問

・障がい者総合支援法について  1問

・児童自立支援施設について 1問

・要保護児童対策地域協議会について 1問

・厚生労働白書の妊娠出産支援について 1問

・放課後児童健全育成事業について1問

・子育て支援について 1問

 

・・・なんと、

ほとんどの問題がバラバラの主題についての出題です。

 

なぜ、ここまでバラバラの主題についての出題なのか?

それは・・・

 

「児童家庭福祉」は保育士試験の中でも最も出題範囲の広い科目の一つだからなのです。

 

短時間で片づけることのできる科目ではないので、あらかじめそのつもりで取り掛かりましょう(;'∀')

 

「児童家庭福祉」の難易度は?勉強の鍵は?

 

児童家庭福祉の難易度は高めです

 

なぜかというとその原因は前述した通りの出題範囲の広さにあります。

 

特に独学での勉強となると、出題範囲が膨大の場合、途中から投げやりになりがちです(笑)

 

 ですので、この科目での勉強のカギは、勉強範囲の広さに負けないことです・・!

 

しかしながら、暗記すれば受かる科目です!

「児童家庭福祉」のボリュームに負けそうになってもあきらめず、ひとつずつこなしていきましょう!

 

 

広すぎる出題範囲・・・。勉強のポイントは?

かなりボリュームのある出題範囲。

気になる勉強のポイントとして、以下の箇所については押さえておきましょう。

 

・児童の権利に関する条約

 →超重要項目です!

児童の権利に関する条約は受動的権利だけではなく、能動的権利を保証したというもの。1924年:ジュネーブ宣言、1959年:児童権利宣言の流れを受け継ぎ、1989年国連総会にて採決された。

 

・児童憲章

児童憲章に関する問題は頻出します。

 前文の「①児童は、人として尊ばれる。②児童は社会の一員として重んぜられる。③児童は、より良い環境の中育てられる。」は覚えておきましょう。

 

・児童家庭福祉の歴史的変遷

少なくとも、以下の内容は押さえておきましょう!沢山ありますが、過去問に頻出する常連です。

 1874年(明治7年):恤救規則の制定・施行

 1885年(明治18年):高瀬真卿(しんけい)私立予備感化院を設立

 1887年(明治20年):石井十次岡山孤児院を設立

 1890年(明治23年):赤沢錘美(あつとみ)新潟静修学校附設託児所を開設

 1899年(明治32年):留岡幸助東京巣鴨に家庭学校を設立

 1900年(明治33年):感化法公布。

           野口幽香と森島峰二葉幼稚園を解説

 1929年(昭和4年):救護法制定

 1932年(昭和7年):高木賢次が肢体不自由児学校 光明学校を設立

 1946年(昭和21年):糸賀一雄知的障碍児施設 近江学園を開設

 

・少子高齢化

→合計出生率が2005年に過去最低の1.26にまで下がり、そこからはゆるやかに上向きに(しかし2014年にはまた1.42まで下落)なった。

少子高齢化の要因としては、晩婚化・晩産化。そして子育ての経済的負担・精神的負担などが挙げられている。

 

※少子高齢化がどのような経過を辿っているか押さえておきましょう。

また、日本の出生率の編纂において1966年(昭和41年)の「丙午(ひのえうま)」に出生率が1.58にまで落ちたことに絡めた問題も比較的登場するので、覚えておくと得点に繋がります!

 

・児童家庭福祉の地域での役割

→都道府県・指定都市・中核都市は、児童福祉事業の企画、予算措置、児童福祉施設の許可並びに児童監督、児童相談所・福祉事務所・保健所の設置運営などと、市町村相互の連絡調整、情報提供その他必要な援助を行います。

児童福祉における都道府県の権限の一部は、児童相談所に委任されています。

 

※児童相談所は児童家庭福祉の要です!!児童家庭福祉において、絶大な権限を持っています!

児童相談所の配置員(所長・児童福祉司・児童心理司・精神科医・小児科医・相談員・児童指導員・保育士など)やその業務については一通り押さえておきましょう。

 

また、その他の以下の児童家庭福祉施設についてもどんな施設なのか押さえておきましょう。

・乳児院

・母子生活支援施設

・幼保連携型認定こども園

・児童養護施設

・障害児入所施設

・児童発達支援センター

・児童心理治療施設

・児童自立支援施設

・児童厚生施設

・福祉事務所

・児童家庭支援センター

・保健所・保健センター

 

・里親

里親とは保護者のいない児童や保護者に看護させることが不適当であると認められる児童を親に代わって養育することを希望する者のことです。

ただし都道府県時事などが適当と認める必要があります。

また、児童相談所は都道府県・指定都市・中核市の委任を受け、児童を里親に委任する措置をとることができます。

 

そして、里親は以下の4種に分類されます。

それぞれどのような里親なのか、必ず覚えましょう。

・養育里親(要保護児童を養育する里親)

・親族里親(両親や扶養義務者の親族が里親になる場合)

・養子縁組里親(将来的に養子縁組になることを目的とした里親)

・専門里親(児童虐待などで心身に有害な影響を受けた児童や、知的障害を持つ児童、飛行傾向のある児童を養育する里親)

 

・放課後児童健全事業

→いわゆる学童保育のこと。学童保育についてざっくりとでもよいので把握しましょう。

 

・子ども・子育て支援法

 →乳児家庭全戸訪問事業などの子育て支援について要チェックです。

 

 

まとめ・勉強のコツ

・・・勉強ポイントだけでこんなにあるの!?って感じですよね・・・。

 

根気のない私は、何度も「もう捨てようかな、児童家庭福祉・・・」と思いましたが(笑)、なんとか合格できました。

 

出題範囲は広いですが、受験科目の「社会福祉」や「社会的養護」とも内容が重複していますので、ここで勉強した内容が他の科目にも仕えて一石二鳥です。

 

また、勉強のポイントは上記の通りですが、

勉強のコツとして暗記の多い科目・出題範囲の多い科目ほど、

とにかく過去問・予想問題を解くことが大事です!!

 

問題数をこなすためにおすすめなのはこちらの問題集です↓

 

 

 

 

試験当日まであきらめず頑張りましょう!

 

保育士試験初日、4科目目の「社会福祉」の勉強法・出題傾向についてこちらにまとめています↓引き続きどうぞ!

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